石垣島〜沖縄の旅 < タバカー浜 > 

石垣島初日、2日目と川平湾へ宿泊した。
初日は泳げるようなビーチにたどり着くことができず、翌日、おススメのビーチを宿の主人に教えてもらう。

浜までは車で向い、近くに車を停め歩く。
草の生い茂ったトンネルを抜けると、そこにはエメラルドグリーンの美しい海が。

海で泳ぐのは二人とも数十年ぶりだったので、彼と二人で少年少女のようにはしゃいで海に入る。
海水は少し冷たく海に入る時は一瞬冷やっとした。

水中めがねをつけて、海の中で目を凝らすとすぐに小魚達の群れが視界に入ってきた。
黒い魚に青い魚、シマシマ模様の魚に、黄色の魚。
図鑑でしか見られないような魚達が、手を伸ばせばすぐ届くような距離で泳いでいることに嬉しくなる。
濃い青色をした美しい魚は、後で調べてみるとルリスズメダイというらしい。

写真にも映っているが、海底に黒ずんで見える所は珊瑚が死んだところに藻が生えたところなのだそう。
後から教わったことだが、近年石垣島の珊瑚は70%が死滅してしまったとのこと。
浅瀬のあちらこちらに、珊瑚の死骸と思われるゴツゴツした岩に黒い藻が生えていて、藻と藻の間に小魚達が生息しているようだった。

浜から数十メートルは足が地面に続く位の浅瀬が続く。
波も穏やかな、エメラルド色の、日本の最南端の海で子供に帰って遊んだ時間だった。

今でも美しい石垣島の海。
この海が以前と比べてどう変わってしまったのか、2、3日滞在しただけの、観光客の私には分からなかったが、この綺麗な海の生態系が壊れ始めていることは自分の生活と決して無関係ではないと思う。

自分の幸せ、生き物達の幸せ、美しい海を保っていくためにどうすればいいか、
きっと全て繋がっていることだ。

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