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自分で描いたねこの絵で、オリジナルTシャツを作ってみました。
http://vivono.starfree.jp
Planning / Design / Coding
こんにちは。
朝・晩は大分肌寒くなってきた今日この頃。秋の気配も大分濃くなってきました。
先日、9月29日に知人のSさんと那須岳に登ってきました。
今回は、紅葉が見られるということで、日帰りで那須連邦(茶臼岳、朝日岳の2座)に登るコースを登山上級者のSさんが計画してくれました。
朝7時に車で地元を出発し、午前中から登り始めて、
那須岳登山口 → 峰の茶屋 → 茶臼岳頂上 → 峰の茶屋へ戻る → 朝日岳 → 峰の茶屋から下山というルートで2座を登ってきました。
登り始めたのが11時と予定より遅れた出だしになってしまったため、全体的にやや早いペースで歩き、登り始めてから駐車場へ帰ってくるまでのコースタイムは4時間から4時間半位だったと思います。
9月下旬では、紅葉はまだだろうと思っていたのですが、那須の山々は一足早く、色とりどりに色づき始めていました。
また、茶臼岳・朝日岳はいずれも2,000m近い山なので、山の頂上付近はかなり寒く、登山コースも見晴らしがいい分、ものすごく強い風が吹きつけます。防寒対策として、帽子・手袋は必須の山でした。
ややこしいのですが、那須岳というのは一つの山を指しているわけではなく、今回登った茶臼岳・朝日岳など那須五山の総称だそうです。
この登山口から登り始め、私たちはまず峰の茶屋から茶臼岳を目指しました。
写真では分かりづらいですが、那須の山々は大分色づいていました。
また、遮るものが無く360℃の大パノラマで、登山道からの眺めがいいのも那須岳の特徴です。
峰の茶屋で、一息ついて持ってきた食べ物や、飲み物などの話に花を咲かせます。
そこからすぐに、茶臼岳へ向けて出発。
茶臼岳は噴煙が立ち上る、岩がゴロゴロした山ですが、登山道からは険しい茶褐色の渓谷や、木々が生い茂るビロードの山肌など様々な山の景色を眺めることができました。辺りを立ち込める硫黄の匂いもなんともいえないですね。
登頂後、一気に山を降りて一度峰の茶屋に戻ってから、今度は朝日岳を目指します。
朝日岳の頂上からの眺めは最高でした!!
ここに来るまでに胸のなかのモヤモヤ、嫌なことは全て吹き飛んでしまいました。
登らないと見えない景色がある。
行き詰まった時に見える世界が、自分の世界の全てだと感じられてしまうような時、
山は違う世界があることを教えてくれる場所でもあると思いました。
それにしても・・・、登るので手一杯で写真は撮れませんでしたが、道は険しいわ、吹き飛ばされてしまいそうなくらいの強風が吹き付けてきたり(泣)朝日岳は冒険度の高い山でした。
登った時の開放感は格別ですが、危険も伴う山道ですので朝日岳には事前の防寒対策や準備をしっかり用意して登ることをおススメします。
今回は時間がなく、行けませんでしたが、那須連邦の帰りに道には温泉があちこちあるので、温泉とセットでの登山も楽しめる山です。
次は温泉は入れるかな〜。
久々に2000m以上の登山に行ってきた。
今回は夫と二人、長野県にある八ヶ岳の一つ天狗岳を目指しました。
2,000m以上の山は2014年の甲武信岳以来、3年ぶりのこと。
八ヶ岳は一つの山を指すのではなく、長野県と山梨県に連なる山々の総称。
有名な蓼科山や、赤岳、私たちが登った天狗岳を含む複数の山を含めた名称だ。
7月12日、午前11時20分。天狗岳の登山口の一つ、渋の湯の登山口へと到着。
ここから、黒百合平の黒百合ヒュッテを目指し、2日目に黒百合ヒュッテから
西天狗、東天狗に登頂後、道を引き返して渋の湯に下山するコースを予定していた。
梅雨のシーズンだったこともあり、天気がかなり気になっていたが、幸い
出発時には空はまだ晴れていた。
硫黄の匂いが漂う中、渋の湯を出発し登り始める。
途中から急に霧に囲まれ、空が暗くなったかと思うと雨が降り始めた。
時間には大分余裕があったため、雨が降り始めてからは、急ピッチだった
足を緩めてゆっくりと黒百合平を目指す。
雨で森が濡れると、雑誌で読んだ、苔むす森が現れた。
しかし、登山道はかなりの岩場で、ゴロゴロした石と、雨により足下もおぼつかなく
初心者にはかなり険しい道のりだった。
重いリュックが肩に食い込む中、登り始めてから2時間45分ほどで
ようやく黒百合平に到着。
登山道がきつかったこともあり、二人で到着を喜ぶ。
この日泊まった黒百合ヒュッテは、1956年の営業開始から60年という歴史ある
山小屋だ。
電気は全て、太陽光と風力発電でまかなっているため、小屋の中は薄暗いが、
カレーにラーメン、うどんにビーフシチューなど豊富なメニューが揃っている。
私と夫は山菜うどんときのこ汁をそれぞれ頼んだが、どちらもとても美味しかった。
また、山の分岐点にあるためか、おそらく初心者から上級者までいろいろな登山客が
訪れる宿なのだろう、本や雑誌も豊富で山に関するいろいろな情報に触れることがで
きるのもこの宿の魅力だろう。
個人的には、布団が湿っていることが気になった(山の上では布団を干せるような
晴れの日が少ないのとそもそも布団を干さない小屋もあるらしいので仕方がない・・・。)
のと、お風呂がないため、登山後の汗を拭いたい人には少し不便に感じるかもしれない。
夜には、置いてあった将棋を二人で指す。
将棋に夢中になってしまい、8時半に電気を全て消されてしまった時、寝る準備や明日の準備をしていなかったのでかなり慌てた。山小屋では消灯が早く、早寝・早起きは鉄則である。
今後の登山の教訓にしたい。
2日目は黒百合ヒュッテから天狗岳の山頂、東天狗と西天狗を目指す予定だったが、
朝起きると、小屋は濃い霧に包まれていて山頂からの展望は望めそうにない天気。
相方の体力も限界にきていたのと、私も熟睡できず寝不足気味だったので、
そのまま下山して渋の湯に戻ることにした。
登るのに相当苦労したゴツゴツと山道も、不思議と行きよりは帰りの方が楽に感じられた。
途中途中で足をとめ、水のしたたる深い森の空気を惜しみながら、渋の湯の登山口までひたすら歩いた。
朝、7時20分に黒百合ヒュッテを出発し、渋の湯の登山口に到着したのは午前10時10分。
途中途中でかなり休憩もとっていたが、ほとんどコースタイムと同じ早いペースで降りてきた模様。
だけど足はガタが来ていたし、二人とももうくたくただった。
渋の湯で、その名の通り温泉に入る。
100%源泉の温泉ではなかったものの、昔ながらのお風呂の趣が残るとてもいいお湯だった。
今回の渋の湯〜黒百合平までの天狗岳の登山の感想だが、雑誌や本などでは
初心者向きのルート、山として紹介されているものの、実際にはゴロゴロした岩場が
多く、普段から山に登り慣れている人でないと、結構ハードなコースという印象。
山に登るのが久々だった私たちにとっては、森の美しさよりも道の険しさの方が
勝ってしまった気がする。
ただ、道の険しさや自然の厳しさを含めてが山登りの魅力でもある。
奥深い山の中、険しい山道を二本の足で、一歩ずつ登り、降りてくる間、
便利な都会の生活に慣れきってしまった、普段の生活を見つめ直す時間を持つことができたと思う。
次はどの山に登ろうか。
今回の経験を踏まえて、また計画を考えよう。
渋の湯〜黒百合平 行き帰りの往復
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☆ 新宿 ⇒ 渋の湯
8:00 新宿 発 ⇒ 特急あずさ号 ⇒ 10:06 茅野駅 着
10:25 茅野駅 発 ⇒ アルピコ交通バス 「渋の湯」行き ⇒ 11:16渋の湯 着
※バスは、シーズンの7月から10月までは毎日運行しているが、
バスの本数が少ないのと、季節によりダイヤが変わるため出発前に
時刻表は必ずチェックが必要。
☆渋の湯 ⇒ 新宿
15:00 渋の湯 発 ⇒ 15:51 茅野駅 着
16:20 茅野駅 発 ⇒ 18:36 新宿着
※帰りのバスも渋の湯発は15時が最終になるため、
下山のスケジュールには気をつけたい。
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沖縄旅行最終日は、沖縄本島の南恩納村で宿泊した。
南恩納村は、沖縄本島のちょうど真ん中辺り、読谷村より約20kmほど北へ進んだ場所に位置する小さな村だ。
今回、石垣島からわざわざ沖縄本島中部までやってきたのは、辺野古を一度自分の目で見たかったからなのだけど、辺野古から近く、またリゾートホテルではなく、地元に息づいた宿を探していて「南恩納トロピカル」を見つけた。
沖縄は、本島の人からすると読み方が分からないような地名が多い。
「 南恩納村 」も「 みなみおんなそん 」と読む。
「南恩納トロピカル」は建物の水色がとても可愛らしく、チャームポイントになっていて、家族経営で、等身大のおもてなしをしてくれる宿の雰囲気が、水色にピッタリ合っている気がした。
宿の窓からは、すぐ目の前に広がる海と干潟が見える。
運が良ければ、きれいな夕日が見えるというので、私たちは早速干潟へ繰り出した。
干潟をぶらぶらした後、小さな船着き場でのんびりサンセットを待っていると、
1羽のカラスが近くへやってきた。
後で聞いた話だと、実はこのカラス「カー子」という名前で、近所では知られたカラスらしい。
・ ・ ・
その内に大きな夕日が海の上にゆっくりと降りてきた。
真っ赤な太陽が、穏やかな海をオレンジ色に照らして、さざ波が美しく揺れていた。
ゆっくりと流れる時間の中で、私たちはただ黙って、沈んでゆく夕日と海を眺めた。
・ ・ ・
宿に帰ってから、夫が商店のおばあから聞いた、カラスのカー子の話をしてくれた。
このおばぁは南恩納トロピカルから歩いて徒歩5分のところにある、食べ物やお菓子
や雑貨などが置いてある商店のおばあさんで、魚のえさを飼いに寄った時に親しくなった人だ。
からすのカー子は、この近所でよく餌をあさっているカラスだそうで、おばぁが飼っている猫が、生んだ子猫をカー子に連れ去られてしまったのだそうだ。
そのせいで、猫が最近元気がないといいう。
おばぁにとって、カー子はとんでもない天敵カラスだが、その話をおばぁは笑いながらしていたという。
懐が深いというか、楽天的というか、猫はかわいそうだけど、おばあが明るいならなんか大丈夫かなという気持ちになるから、人間とは不思議なものである。
・ ・ ・
夜、宿の家族も集まる食事の部屋で、カップラーメンにお湯をもらって食べていると、宿の女の子が、絵本を読んでとせがんできた。
彼女が持ってきた本の中には、あやとりの本など、幼い頃遊んでいた遊びやその頃
の記憶を思い起こさせるような内容のものがいくつかあった。
奥の方に眠っていた、記憶の扉が開いて、その時感じていた優しい空間懐かしい空間
がよみがえった。
旅先では、子供やお年寄りを含め、いろんな人と交流できることが楽しさの一つで
もある。
南恩納トロピカルもささやかだが、そんな温かく、懐かしい交流ができる宿である。
ティダヌファは石垣島の中心地にある宿だ。
中心地は、竹富島や西表島など離島にいく船の離発所を中心として
お店が賑わっている場所である。
ティダヌファは、宿全体が不思議な安心感に包まれたとても不思議な宿だった。
建物も年季が入っており、部屋も決して広くないが、ほっと一息ついて
旅の疲れを癒すことができる宿だった。
そして、この宿の一番のインパクトは何といっても屋上のおじーの存在だ。
屋上で洗濯物をしてもOKということで、石の階段を上って屋上へ。
すると、洗濯物干し場の奥に少し古ぼけた怪しげな部屋がある。
その日は部屋に誰もいなかったので、もう誰も使っていない部屋なのだと思っていた。
次に日にばったり会ってびっくりしたが、なんとここにはおじーが住んでいた。
おじーは、かつてのティダヌファを経営していた人である。
今現在はおじーの息子さん夫婦が宿をきりもりしている。
私も夫もおじーの朗らかな人柄に触れ、ちょっとしたサプライズな出会いに嬉しくなった。
ティダヌファを出発する日の朝、おじーの育てた植物や、昔はティダヌファのすぐ目の前まで
海だったことなど、話を聞かせてもらう。
最後は記念に、一緒に写真を撮ってもらった。
「また石垣島に来てくださいね。」
おじーの言葉に、また来たいなと思った。
小さな出会いにほっこりした、思い出の宿である。